伝統工芸士・幸一光が手掛けた、動物を題材にした木目込飾り"Animaシリーズ"の犀（さい）です。
15世紀のドイツの芸術家、アルブレヒト・デューラーの木版画「犀」へのオマージュとして仕立てた逸品です。
桐塑（とうそ）の本体に胡粉（ごふん）を重ね塗りして磨きあげ、金襴の裂地を木目込む、伝統的な江戸木目込の技法で作られています。
背や腰の白い部分は典具帖（てんぐじょう）という極薄の和紙を重ね張りし、角は金泥（きんでい）を鯛の歯で磨き光沢を出す、"能面"の角や牙を塗るのと同じ技法で見事に仕立てました。
目には黒箔を貼るなど、細部に至るまで様々な日本の伝統技術を駆使している点も魅力です。
日常を彩るアートとして、お部屋のオーナメントにもお勧めです。

デューラーの「犀」は、当時ヨーロッパにいない犀を描いた木版画で、以降3世紀に渡り模倣され続けました。
"動物を描写した作品のうち、これほど芸術分野に多大な影響を与えたものは存在しない"と謳われる有名な作品です。

間口×奥行×高さ(cm)：23×23×11

※無料でのし紙をおかけいたします。
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