木目込人形の第一人者である伝統工芸士・金林真多呂が丁寧に仕立てた、華麗な趣とクラシカルな伝統美に魅せられるおひなさまです。
本金糸を使用した豪華な衣裳をまとったお人形が、高級感のある上品な飾り台と屏風に見事に映えます。
本金糸は、その名称の通り本金箔を使用して作られる金糸で、金箔を押した和紙を薄く切り、それを芯糸に寄り付けて仕上げることで、本金糸特有の深みのある美しい輝きを放ちます。
優美に微笑む上品なお人形のお顔立ちは、筆を使用して丁寧に表現する笹目（ささめ）と呼ばれる目の書き方が魅力で、薄墨を何層にも重ねて書かれた奥行のある目は、飽きの来ない優し気な表情を生み出します。
飾り台に配した雰囲気のある油灯や紅白梅も、お祝いに相応しい優雅な風情を醸し出す、全体の統一感にもこだわって仕立てた人気の逸品です。

木目込人形は、江戸時代に発祥した伝統工芸です。
桐の粉を糊と混ぜて型抜きした胴体に溝を彫り、その溝に糊を付けたヘラで布地を押し込んで衣裳を着せ付け完成させます。
木目込人形ならではの洗練されたデザインやディティールが魅力です。
最近では、桐の粉以外に樹脂製の胴体も使用されています。

間口×奥行×高さ(cm)：53×32×27

※無料でのし紙をおかけいたします。
ご注文時にのし紙の種類、贈り主様のお名前を備考欄にてご指定ください。