大切なお子様の健やかな成長を願い、久月の当主が細部までこだわってコーディネートした豪華な正絹衣裳のおひなさまです。
上品な松の絵柄を華麗にあしらった高級感のある屏風に、高貴さを感じさせる気品のあるお顔立ちのお人形が見事に映えます。
雅やかに佇む美しいお人形の衣裳は、男雛と女雛で色違いの同じ柄を使用した"共柄"の仕立てが特長で、平安貴族の正装とされる有職文様の一つである美しい花立涌（はなたちわく）文様を再現し、伝統工芸士・二世光匠が丁寧に手作業で着せ付けました。
立涌文様は、蒸気が立ち昇る様子を波状の二本の曲線で表した文様で、その立ち昇る様子から運気上昇や幸運を意味するとされ、花立涌は、その曲線の膨らみの部分に花を配した、優雅で華やかなデザインが魅力の大変縁起の良い文様です。
二世光匠が仕立てるお人形は、衣裳の型崩れを防ぐ目的から生地の裏側に和紙を貼る裏打ちの工程で、生地の風合いを最大限生かしながら通気性を保つため袋状に和紙の四辺に糊を貼る、袋貼りと呼ばれる大変手間のかかる仕上げなのも特長です。
クラシカルなテイストが印象的な趣のある飾り台は、便利な分割式となっており、それぞれの収納サイズはコンパクトで省スペースに仕舞える点も魅力です。
大切なお子様の健やかな成長を願う初節句のお祝いに相応しい、飽きの来ない雅やかな伝統美に魅せられる人気の逸品です。

雛人形は、その人の厄災を代わりに受けるヒトガタ（人形）の風習と、平安時代に行われた「ひいな遊び」（ままごと遊び）の風習が一つになったものと言われています。

間口×奥行×高さ(cm)：81×40×36

※無料でのし紙をおかけいたします。
ご注文時にのし紙の種類、贈り主様のお名前を備考欄にてご指定ください。